2009年02月16日

価格の決まり方

疑問: 価格の決まり方

経済では、物の値段は価格と呼ばれています。野菜やお魚などの価格はどのように決まるのでしょうか。

物を買いたい人と売りたい人がいます。買いたい量を「需要(量)」、売りたい量を「供給(量)」といいます。

供給(売りたい量)が需要(買いたい量)より多ければ、売れ残りが出ます。すると、売り手は弱気になり、買い手は売れ残りがあるのだから安くできるだろうと強い立場となり、価格は下がっていきます。結局、売れ残りがなくなるまで価格は下がり、やがて、需要と供給は等しくなります。需要と供給が等しくなれば、もう売れ残りはありませんから、価格はそれ以上下がらなくなります。

また、逆に、需要(買いたい量)が供給(売りたい量)より多ければ、物はすべて売れてしまってもまだ欲しい人がいるという物不足の状態となります。すると、今度は、売り手は欲しい人はたくさんいるのだから値上げできると強い立場となって、買い手は高くても買わないと物がなくなってしまうので弱い立場となり、価格は上がっていきます。結局、物不足がなくなるまで価格は上がり、やがて、需要と供給は等しくなります。需要と供給が等しくなれば、もう物不足はありませんから、価格はそれ以上上がらなくなります。

価格は需要と供給が等しくなるように決まります。

以下は、価格決定の例を見ていきましょう。

・旬のサンマがたくさん採れた場合、売りたいサンマの量である供給(量)は増えますから、高い価格では売れ残りが出ます。売れ残りがなくなるまで価格は下がるので、旬のサンマは値下がりすることになります。

・健康ブームでバナナの需要(買いたい量)が増えたとします。その場合、安い価格のままでは需要のほうが多く、バナナ不足が生じるので、バナナ不足がなくなるまでお店はバナナの値段を上げます。

ロイター(2009年2月15日)より
『マクドナルドが中国で値下げ』
・ファストフードチェーン最大手のマクドナルドも中国で経済悪化の影響を受けている。マクドナルドは中国で一部商品の販売価格を3分の1以上下げた。値下げした人気商品には、フィレオフィッシュやダブルチーズバーガー、チキンマックナゲットが含まれる。中国では顧客を引き寄せるために値下げるするレストランや商店が増加している。

ただし、すべての商品がこのような需要と供給のバランスで価格が決まるというわけではないようです。どのような商品でそのようなことが当てはまるのか今はまだ知りません。でも、それはそれとして、今回はこのあたりにしておきましょう。




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2009年02月13日

株式と債券

ロイター(2009年2月12日)より
『消去法的な債券買い、株式はファンド売り・年金買いを意識』
12日の東京市場は安/債券高。米金融安定化策が不良債権処理の迅速な促進には不十分と受け止められ、消去法的な債券買いが目立った。
=略=
<株式需給>
株式市場では日経平均が続落。米金融安定化策への失望感から10日の米国株式市場が急落した流れを受けて、幅広い銘柄に売りが先行した。朝方から海外勢とみられる大口の売りが出て指数を押し下げた。
=略=
<資金は再度債券へ>
米金融安定化策が市場の期待していたスキームとは異なる内容になったため、とりあえず、資金は債券に向かっている。
円債市場は大幅反発。取引開始直後は外国人投資家からとみられる踏み上げにより上昇に弾みがつき、国債先物が節目の139円台に浮上。中心限月ベースで1月28日以来、約2週ぶりの高値を付けた。中心限月3月限は一時、前営業日終値比81銭高の139円23銭まで上昇した。

疑問: 株式とは?債券とは?

【株式についての説明】

◎株式とは

「株」は正式には株式といいます。株式が作られることを「株式を発行する」といいます。何のために、株式が発行されるかというと、会社が活動していくための資金を集めるためです。その資金を、大勢の個人や他の会社などから提供してもらい、それを元に活動し、利益をあげることを目的とした会社が株式会社です。

会社の活動のために資金を出す人を一般に出資者あるいは投資者といいますが、株式会社への出資者(投資者)は特に株主と呼ばれます。株式会社とは株主で構成された会社ということです。

◎株式を発行する理由

会社が活動資金を集めることを資金調達といいますが、この集め方には大きく3通りあります。

最もわかりやすいのは、金融機関から借金して集める方法です。2つ目は、一般の人や会社などから借金をする方法です。この場合借りたという証拠に社債(債券)という借用証書のようなものを発行します。3つ目が株式を発行して株主を募る方法です。

金融機関からの借り入れや社債の発行による資金調達は、借りたお金ですから、期限がきたら全額返済しなければなりませんし、お金の使用料である利子も毎年支払わなければなりません。

一方、株主から集めたお金は株主に返す必要はありません。会社は返済や利子のことを考えずに経営ができるので、借金に比べて好都合です。

では、お金を出した株主は、どうやって会社に出したお金を回収すればよいのでしょうか。それは、その会社の株式が欲しいという投資家に売ってお金に換えるのです。これが、株式の売買です。

◎株式のリスク

株式投資はリスクが高い、あるいは大きいといわれます。日本では一般的に「リスク=危険」ととらえられています。しかし、実際のリスクとは、結果が予測できる度合いのことをいいます。

たとえば、郵便局の貯金や銀行の預金の利息は、預けたときに1年後いくらもらえるか予測できますし、ほぼ確定します。ですから、リスクは極めて低いといえます。

それと比べて、株式の値段である株価は、1年後どうなっているかはまったく予測できませんから、リスクが高いということになります。

それは株価に関していえば、どれだけ下がってしまうかわからないという意味だけでなく、どれだけ上がっているかも予測できないという意味も持っているということです。リスクが大きいほど安全性は低いということになります。

◎株はどこで買うのか

株式は、株式会社から直接買うわけではなく、証券会社に申し込んで買うことになります。証券会社に出された注文が証券取引所に取り次がれて売買が行われます。

つまり、株式を売ってくれるのは、株式会社でも証券会社でもなく、株式を売りたいと考えているその会社の株主です。

◎どんな株が買えるのか、株式会社なら全部買えるのか

みなさんがいつでも売買できるのは、株式を上場している約4,000社の株式です。株式を上場するというのは、会社の経営状況を誰でも知ることができるように公に発表し、証券取引所で株式の売買が認められることをいいます。

有名な企業の多くは株式を上場していますが、有名な企業でも株式を上場していない会社の株式は買えません。サントリーやロッテなどは、有名ですが株式を上場していないので、買うことができません。



【債券についての説明】

◎債券とは

債券は、国、地方公共団体、会社などが、お金を借りるときに作られます。ふつう、お金の貸し借りをするときには、借りた人が貸してくれた人に対して、借りたという証拠を残します。そのときに、借用書とか借用証書というものがやり取りされるというのはイメージできると思います。

国、地方公共団体、会社などが多数の投資家からお金を借りるときに発行するのが、債券です。

国が国民からお金を借りるときに発行する債券を、国の債券という意味で「国債」といいます。また、株式会社が一般の人や他の会社などからお金を借りる時に発行する債券を、会社の発行する債券という意味で「社債」といいます。

債券は、あらかじめ何年後にお金を返すのかを決めて発行されます。その期限のことを満期といいます。借りる期間が5年なら5年経つと満期になります。そして、満期になると借りたお金は全額返さなければなりません。また、お金を借りている間は、毎年そのお金の使用料として利息を支払う約束になっています。

◎債券が預金と違う点

利息が受け取れるという点では、おなじみの預金や貯金と似ていますが、比較してみます。

預金と似ている点
1. 定額預金(貯金)のように、期限(満期)が来るとお金が全額返ってきます。
2. 満期になるまでの間、利息が受け取れます。

預金と違う点
1. 債券は期限が来る前に売買できます。
2. 債券の価格は毎日変化します(途中で換金する場合に購入価格より高かったり安かったりします)。
3. 社債の場合、発会社が社債の満期の前に倒産すると、貸したお金が返ってこない可能性があります。

◎債券は安全か

安全かどうかは、その債券を発行した国や会社が、借りたお金を返すだけの力があるかどうかにかかってきます。

その意味では、国が発行する国債は日本の国がつぶれない限りは安全ということになりますから、最も安全性が高いといえます。

これに対し、一般の会社の場合は、会社の経営状況に左右されます。そのため、社債が安全かどうかは、お金が返ってくるかどうかの可能性をランク付けした「格付け」というものを目安に判断します。


参考文献
http://www.skkc.jp/index.html

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